では、どんな会社ならGoogleに買収してもらえるのか?

 梅田望夫さんの「Googleはどんな会社を買収するのか?」を読んで思ったことを突発的に書く。

 これからのIT業界がしばらくはGoogle中心に回っていくということを前提とすると、では、Googleに買ってもらうにはどうすれば良いのか?Googleが欲しがっているものは何かを考えて先回りするというのは重要である。

 かつての王様であるMicrosoftこんな調子で、いよいよ終わりが見えてきたかなという状況なので、これまでの、情報のための技術から情報そのものを扱い加工する本当のIT産業の時代へ対応した戦略が必要である。

 広義に考えたとき、情報は
「カオス→データ→情報→知性→知識→知恵・・・」 などと精製されていくものであり、Googleは、カオスからデータを抜き出して、データを構造化して、そしてさらにその中から知性や知恵を探し出すという過程をできるだけ自動的にやろうとしている会社である。

 また、ワーマン言うところの情報を構造化するための5大要素が、「カテゴリー・場所・時間・アルファベット・連続量」であることから、場所に関連したGoogle Mapというのは必然であり、じきに時間でソートしてGoogle Newsの形式で見せるなどというのも時間の問題であろう。
(例:アメリカの巨大ハリケーンに関する情報をその発生から時系列で追えるようにしたものとか)
 
 一方、情報の精製過程を全く逆の方向からアプローチしてさかのぼっている会社が日本にあり、それこそ「はてな」であるのだが、あまりに特殊すぎてたぶんGoogleは買わないのだろうなとか思った。

 でも、Googleが情報共有をデータ側からさかのぼっているのに対して、個々人の持っている知識の共有から情報の側に広げているはてなは、いずれGoogleと競合するし、もしかしたら一歩先を行っているのかもしれない。

 でも感じとしては、Yahooの立ち位置かな?